感染症対策には皮膚細菌を知ろう!

皆さんご存知でしたか?食事中のビタミンA摂取量が少ない人は、皮膚感染症にさらされるリスクが多いことを。実際にビタミンAが皮膚の免疫にどのように影響するかについて、ほとんどの方が知らないのではないでしょうか。
ビタミンAには、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがあります。しかし正確なメカニズムはまだはっきりとは解明されていないのです。
ところが皮膚のタンパク質にはビタミンAが作用すること。そして、それは皮膚を細菌感染から保護することをアメリカの研究者が発見しました。
研究によるとマウスが細菌にさらされた時に、免疫機能として働くレジスチン様分子α(RELMα)と呼ばれるたんぱく質を産生する遺伝子が皮膚上皮に存在することを特定しました。

RELMαってなに?

RELMαとはシステインを多く含むたんぱく質であり、表皮等の細胞によって発現します。少し詳しく説明すると、表皮角化細胞や脂肪組織等によって産生され、皮脂とビタミンAに依存し、皮膚を菌から守るタンパク質として機能しています。
主な働きとしては化膿連鎖球菌、緑膿菌、大腸菌、アクネ菌などの細菌を殺菌することが可能です。
RELMαの産生にはビタミンAが欠かせません。実際にビタミンAを含まない食事を与えられたマウスはRELMαを産生できなかったのです。

今回はどんな発見が?

研究ではRELMαを産生できないマウスは皮膚上の細菌叢が変化しており、細菌の影響を受けやすくなる研究結果が出ました。また、RELMαを産生できるマウスと比較して、皮膚に異なる細菌種を持っていることが発見され、より多くのリスクにさらされているということが判明しました。
さらに、重度のにきび治療で使用されるビタミンAを含む薬を投与すると、皮膚でタンパク質が生成されたのです。にきびや乾癬などの炎症性の皮膚疾患がある人に、どのような影響を与えるかを判断するには引き続き研究が必要です。
研究を続けることで食事が細菌感染から皮膚を保護する能力にどのように影響するのか、皮膚とスキンフローラの健康的な関係を作り出す新たな発見に繋がります。

RELMαがあなたを守ります。

日常の生活の中では、日焼けやひっかき傷、外傷などを負うこともあると思います。そういった状況下では皮膚が細菌感染するリスクが高まります。しかしRELMαが発現することで、感染症から自身の身を守ことに繋がるのです。
そこで、大切なのは日々の食事です。RELMαの発現に欠かせないビタミンAは豚・鶏レバー、うなぎなどから摂取することができ、乳製品や卵にも含まれています。今後は僕もビタミンAを意識した食生活を考えようと思います。


ライター:ゾエ
大阪府出身、趣味はスケートボード、好きな食べ物はチャーハン、そんな学生ライターです。
まだまだ未知の領域のスキンフローラ。これから僕たちの生活にどのような”幸せ”をもたらしてくれるのか楽しみです。
近い将来、僕のニキビたちもフローラの力で完治する事を願っています。
皆様に新たな気づきや役立つ知識が得られる、分かりやすい記事をお届けします。

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